- すみっコぐらしの映画が泣けるってほんとう?
- トラウマレベルの内容って聞いたんだけど、子供が見ても大丈夫?
2019年公開の「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」は「やばいトラウマ映画」として4年経ったいまでも語り継がれています。
この記事ではすみっコぐらしの映画が「泣ける」「トラウマ」といわれる理由をネタバレありの体験談を踏まえて解説します。
子供に見せていい作品なのか?見た方の評判や、4歳児と一緒に見た体験談も紹介しますので、映画を見るか迷っている方は参考にしてくださいね。
泣けると話題のすみっコぐらし映画は1作目「とびだす絵本とひみつのコ」
2023年11月現在すみっコぐらしの映画作品は3本あります。
- 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019)
- 映画 すみっコぐらし 青い月夜とまほうのコ(2021)
- 映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ
どの作品も心温まる感動作で大人も楽しめますが、ネットで「トラウマ」と騒がれ話題になったのは1作目の「とびだす絵本とひみつのコ」です。
2023年に公開されたばかりの『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』も感動的で泣ける作品でした。
こちらの記事で内容含めレビューしています
【ネタバレ】映画 すみっコぐらしは「泣けるトラウマ作品」なのか?
結論からいうと、すみっコぐらしの映画は絵のタッチと重いストーリーのギャップにトラウマが続出した作品です。
トラウマといってもグロいシーンや教育に悪い描写はありませんが、衝撃度はなかなかのもの。
「癒しそのもの」といえるすみっコで、まさかの鬱展開とは…
かわいらしいイラストからは想像つかない無慈悲な急展開に、大勢の大人や子供が号泣して”逆詐欺映画”と話題になりました。
トラウマの理由は主人公の生い立ちにあった
いつもの喫茶店、いつものすみっこ。その地下室に隠された、ふしぎな絵本とは・・・?ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ・・・?「このコのおうちをさがそう!」新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。絵本をめぐるたびの、はじまりはじまり。
引用:Amazonプライム・ビデオより
絵本の世界に入り込んだすみっコたち。そこで出会った「名前も家もわからない」一人ぼっちのひよこを、おうち(もとのページ)に帰してあげる物語。
…なのですが、後半ひよこの正体がわかると一気に鬱展開です。
ひよこは白紙のページに描かれた落書き。絵本の登場人物ではないので帰る場所(ページ)も仲間もいませんでした。
閉じかかる絵本の世界ですみっコたちはひよこを一緒に連れて帰ろうとしますが、絵なので皆と同じように外の世界へ出ることができません。
ひよことすみっコたちは涙を浮かべながらお別れをします。
- ひよこは絵本の落書きなので、帰る場所も親もいなかった
- せっかくできたともだちと同じ世界にも行くことも叶わない
「子供向け作品なのに主人公が幸せになれない」というまさかの展開。
そしてすみっコたちが流す涙がまた愛らしすぎて、もらい泣き不可避です。
すみっコたちの中でも特に「自分が何者なのかわからない」と常に悩んでいる「ぺんぎん?」が一番仲良くなり、ひよこを連れて行こうと最後まで奮闘する様子がさらに追い討ちをかけます。
物語的にはよくあるパターンですが、癒しを求めて見る「すみっコぐらし」でこんな展開に…!というギャップが「トラウマ映画」と呼ばれるおおきな理由です。
エンドロールに救いはあるものの…
とっても悲しいラストですが、本編終了前のラスト1分に救いのシーンが入ります。
ハサミや色鉛筆を持って絵本を囲むすみっコたち。
ひよこの落書きが描かれたページに、大きなお家やすみっコたちに似たともだちの絵を描き加えました。
新しくできた落書きのともだちと仲良く遊ぶ姿がエンドロールに映し出されます。
結果的にひよこは絵本の世界で新しい落書きの友達と仲良く過ごすハッピーエンドで終わります。
しかし、別れのシーンが強烈すぎてエンドロールの印象が薄くなっている人が大多数。
「トラウマ映画」として深く印象付けられています。
感動よりはるかにトラウマが勝つ
この映画は「泣けるポイント」が2つあります。
泣けるシーン | 涙の種類 |
---|---|
①ひよことすみっコの別れのシーン | 悲しい涙 |
②エンドロール | 嬉しい涙 |
①の別れのシーンが強烈なため、その後の②エンドロールで救いがあっても大半の方は「トラウマ映画」として記憶に残っているようです。
4歳の娘も別れのシーンに衝撃を受けすぎて、平和なエンドロール中もずっと泣いていました…
エンドロールで悲しみを消化できた方は「感動映画」として見れると思いますが、実際は視聴後も鬱な展開を思い出す人の方が多いため、カテゴリでいうと「やばい映画」に分類されちゃうんですよね。
映画すみっコぐらしを見た評判・感想
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」の評判、感想を紹介します。
小さな子供が泣き、トラウマになったとの口コミが多く見られました。
- 感動じゃなくて悲しみの涙だった
- もう二度と見たくない
- 軽くトラウマになってる
感動じゃなくて悲しみの涙だった
もう二度と見たくない
軽くトラウマになってる
4歳女児が見た感想【体験談】
筆者の子供は4歳になりたての頃、Amazonプライムビデオで配信作を鑑賞しました。
問題の別れのシーンで鼻をすすり始め、エンドロールでは大号泣。
母であるわたしに「だから見ないって言ったでしょ!」(言ってないのに)と理不尽にキレながら泣いていました。
救いのあるエンドロールは大泣きしていたので見ることができず。
鑑賞から1年ほどたった現在でもすみっコぐらしのことは大好きですが、映画はもう「泣きたくないから見ない」とのことでした。
トラウマとまではいかないけど、悲しい記憶として残っているみたいです…
映画「すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」は泣ける?
2021年に公開された、すみっコの映画第2弾「映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ」も「泣ける」と評判です。
2作品目である「青い月夜のまほうのコ」も「とかげ」と「お母さん」の関係を描いた切ない展開はありますが、前作ほどの悲しい描写はないので、1作目の「とびだす絵本〜」よりは安心して子供に見せられると思います。
1作目はもうみたくない!といっていた娘も、2作目は泣かずに楽しんでいました♩
すみっコぐらしの映画に暴力描写はある?
映画すみっコぐらしに暴力描写はあるんでしょうか?
じつはAmazonプライム・ビデオの作品紹介ページの詳細欄に【コンテンツ警告:暴力】と表示されていた時期があるようです。
現在は警告は表示されておらず、もちろんストーリーにも暴力描写は一切ありません。
お子さんと安心して見て大丈夫です♩
映画すみっコぐらしの第一弾はやばいくらい泣けるので要注意
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」がなぜトラウマ映画と呼ばれるかについてまとめます。
- かわいい絵のタッチと重いストーリーのギャップにダメージを受ける
- 暴力描写はなし
- 「もう見たくない」と言ったり、思い出して泣く子供もある
悲しいアニメ映画はごまんとありますが、すみっコぐらしは「ゆるくてかわいい」イメージが大きいのでまさかこんな鬱展開が待っているとは…という意外性が話題になった理由でした。
まさかあのタッチで主人公が報われない展開になるなんて想像できないもん…
エンドロールにはみんな幸せになるハッピーエンドな映画ですが、内容を理解するのが難しい子供や感受性の強い方は、クライマックスの鬱展開をしばらく引きずるので注意です。
当サイトではすみっコぐらしのような鬱・胸糞映画のおすすめ作品を紹介しているので、他の記事もぜひ読んでいってくださいね♩