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映画セブンはグロいって本当?名作と高評価の魅力をネタバレ徹底解説

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「セブン」は1995年・モーガン・フリーマンとブラッド・ピットのW主演で描かれたサスペンス・スリラー映画。

「7つの大罪」を用いて犯行を繰り返す連続殺人鬼と、それを追う2人の刑事の7日間をスリリングに描いています。

「最悪のバッドエンド映画」との呼び声も高い名作中の名作です。

悩んでいる人

見てみたいけど、グロい映画ってレビューが多くて心配..。

ゆき

「セブン」はシーンによってはグロさもありますが、それ以上に精神的にくる展開が面白い映画です!

セブンを観る前に、グロいシーンがあったりしたらどうしよう?と心配される方も多いかと思います。

本記事では気になるグロさのレベルと、公開から25年以上経った現在でも「サスペンス映画の金字塔」として語り継がれている理由について解説していきます。

ラストシーンのネタバレを含みますので未鑑賞の方はご注意ください。

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タップできる目次

映画セブン作品情報

原題Se7en/Seven
ジャンルサスペンス・ミステリー
年齢制限なし
上映時間126分
公開年1996年
監督デヴィッド・フィンチャー
製作アーノルド・コペルソン
フィリス・カーライル
キャストブラッド・ピット
モーガン・フリーマン
グウィネス・パルトロー
R・リー・アーメイ
ケヴィン・スペイシー
製作会社スカイダンス・プロダクション

映画セブンは本当にグロい?(ネタバレあり)

セブン 映画 グロい
© New Line Productions, Inc.
結論

シーンによっては気持ち悪い・グロテスクなシーンあり!

ブラピ演じるミルズらが追う連続殺人鬼の犯行の手口は、7つの大罪をモチーフにして行われます。

「七つの大罪」とは、キリスト教の概念で、人間が罪を犯す可能性があるとされる欲望・感情のこと。

犯行方法はどれも残忍。中には目を覆いたくなるようなグロテスクなシーンが描写されることもあります。

それぞれの殺害方法をネタバレ解説するとともに、グロいレベルを5段階で評価してまいります。

ゆき

事件が起こった時系列で解説していきます!

映画セブンのグロいシーン①GLUTTONY(暴食)

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月曜日、ミルズら刑事2人が最初に関わった殺人事件です。

序盤からインパクトの強い描写がありますので、食事中の方は鑑賞に注意してください。

グロ描写=胃袋・傷つけられた死体・被害者の顔面

被害者はドアも通れないほど、まるまると太った男性。スパゲッティの入った皿に顔を埋めたまま死亡していました。

およそ12時間犯人に食べさせられ続け、気を失った後に腹部を蹴られたことによる内臓破裂による死亡と検死で判断。

ゆき

ベテラン刑事のサマセットは、この殺人の手の込んだ犯行から、「定年前にやる仕事じゃない」と捜査を辞退しようとしたんだよね。

映画セブンのグロいシーン②GREED(強欲)

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続いての殺人事件は火曜日、町で名の知れた弁護士がオフィスで殺害されました。

彼は意地汚い(強欲)やりかたで金を稼ぐ弁護士でした。

殺人現場には被害者の血で「GREED(強欲)」と書かれており、サマセットは犯人が「7つの大罪」に沿って殺人を行っていると推測するのでした。

グロ描写=特になし(血で書かれた文字の描写あり)

死体などの直接的な描写は無く、グロさはほとんどないシーンです。

映画セブンのグロいシーン③SLOTH(怠惰)

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木曜日。

「強欲」の事件の調査中、指紋から浮かび上がってきた犯人候補。

その人物の自宅へ突入すると、彼はベッドに縛り付けられていました。容疑者ではなく第3の被害者だったのです。

グロ描写=被害者の体(傷、白骨化)

ほぼミイラのような状態になりながらもなんとか息をしていました。

彼は1年前から何者かに自宅ベッドにて監禁され、犯人は衰弱していく様子を写真に収めていたことが判明。

1年前から綿密な計画を立てて犯行を行っていた背景が浮かび上がってきます。

ゆき

このシーンでは被害者の体と、息を吹き返す際にアップになる顔面が中々のグロポイントです!

映画セブンのグロいシーン④LUST(肉欲)

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金曜日に起こった殺人事件の被害者は娼婦でした。

陰部に刃物を刺され、殺されていました。

グロ描写=直接的描写は無し

直接的に映る描写はありませんが、犯行に使われた凶器が映るシーンはゾッとします。

ゆき

銃で脅され、犯人に仕立て上げられた男性の自白シーンも胸が痛みます…。

映画セブンのグロいシーン⑤PRIDE(高慢)

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日曜日に起きた5人目の殺人事件の被害者は高慢な美人モデル。

刃物で顔面を切り裂かれ、鼻も削がれていましたが、死因は睡眠薬の大量摂取による自殺でした。

グロ描写=顔面が遠目に映ります。(あまりはっきりとは見えません)

電話と睡眠薬を両方の手に持たせられていました。

助けを呼んで醜い顔で生きるか、自殺するかの二択を迫られ、モデルは自殺を選んだのでした。

ゆき

グロ描写は控えめだけど、周囲の演技で残忍さが伝わるシーンでした。

あと2つの罪が残されたままですが、犯人はこのタイミングでミルズらの前に現れ、自首をしてくるのです。

次の目次では結末の核心に触れます。未鑑賞の方はご注意ください。

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映画セブンのラストシーンのグロさを解説(ネタバレ注意)

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© New Line Productions, Inc.

残された罪は「嫉妬」と「憤怒」

自首した犯人ジョン(ケヴィン・スペイシー)は、死体は他にもあると供述。

罪を認めることを条件に、ミルズらに一緒にきてほしい場所があると話します。

ゆき

映画ラスト30分、ここからのグロさと結末を解説していきます…!

映画セブンのグロいシーン⑥⑦ENVY(嫉妬)WRATH(憤怒)

残酷度胸糞悪い度グロい度

グロ描写=直接的描写はありません。

犯人ジョンの案内でミルズらがたどり着いたのは晴れ渡っていて高圧線が並ぶ荒野。

ゆき

雨でどんよりとした街とは対照的で、気味が悪いほどの晴天です。

ちょうど宅配業者から運ばれてきたのは、1つの箱。

サマセットが中を確認すると、なんと中身はミルズの妻・トレーシーの生首でした。

同時にまだ知らなかった妻の妊娠も犯人から知らされ、怒りを抑えきれないミルズはサマセットの制止を振り切り、ジョンを射殺します。

犯人ジョンは、幸せな家庭を築いているミルズに「嫉妬」してトレーシーを6人目に殺し、「憤怒」するミルズに自分を殺させ、7つの大罪を完了させたのでした。

ゆき

グロいシーンがないのに、あまりの辛さに頭を抱えてしまいました。

映画セブン高評価の理由を徹底解説

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© New Line Productions, Inc.

公開から25年経った現在でも色あせることなく、名作映画として語り継がれている「セブン」の魅力の大きな要因は3つあります。

  1. アンドリュー・ケヴィン・ウォーカーによる秀逸な脚本
  2. デヴィット・フィンチャー監督による巧みな映像表現
  3. キャスト陣の演技力

映画セブン高評価の要因①秀逸な脚本

セブンの脚本はアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーが務めています。

代表的な脚本作品
  • セブン(1995)
  • 8mm(1998)
  • ファイト・クラブ(1999)※ノンクレジット
  • スリーピー・ホロウ(1999)

まだニューヨークのタワーレコードの店員として働いている中で書き上げた初期作品・セブンはニューラインシネマに買い取られ、デヴィット・フィンチャー監督によって映像化されました。

「ニューヨークで過ごした過去は嫌いだったが、もしそのことがなければ、私はおそらくセブンを書いていなかっただろうことは事実だ」

”セブン Wikipediaより”

セブンでは舞台を「大都会」としか明記していませんが、90年代NYの騒がしさ、憂鬱さを映画の脚本として見事に取り入れています。

また、作品内でもあるシーンですが、図書館で「失楽園」や「神曲」などの古典を読み漁るシーンは、実際にウォーカーが脚本を執筆する際に行ってきたことがそのまま反映されています。

映画セブン高評価の要因②デヴィット・フィンチャー監督による巧みな映像表現

セブンの監督はデヴィット・フィンチャー監督が行っております。

主な監督作品
  • エイリアン3(1992)
  • セブン(1995)
  • ファイト・クラブ(1999)
  • ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)
  • ゴーン・ガール(2014)

フィンチャー監督は「エイリアン3」の興行収入が大コケし、傷心から依頼された脚本を1年半に渡って読まない日々が続きました。

「セブン」の脚本も一度は放置しましたが、脚本のすばらしさと完成度に魅了され、監督を引き受けた経緯があります。

数々のヒット作品を世に送り出しているフィンチャー監督。

本作でも脚本の再限度を高めるために様々な技法を用いています。

技法①銀残し


現像時に本来取り除く銀をあえて残すことで、映像の暗部が更に暗くなり、引き締まった映像になる映像技法のこと。

技法②降り続く雨


大都会の騒がしさ・不穏さを表現するのに欠かせないのが「雨」。
終始じっとり重苦しい雰囲気を雨で表現しています。

映画セブン高評価の要因③キャスト陣の演技力

主演のミルズを演じるブラッド・ピッドは当時まだ若手の俳優でした。

甘いルックスでアイドル的人気の高かった彼ですが、本作での演技はまさに体当たり。

街中で犯人を追跡する激しいシーンではスタントマンを起用しておらず、実際に左手を骨折したエピソードもあります。

特に称賛されているのはラストシーンの演技です。

絶望的な表情を浮かべる演技に、もらい泣きしそうになりました。

頼れる先輩刑事・サマセットは重鎮俳優モーガン・フリーマンが演じています。

孤独を抱えながらも、常に冷静に事件を見つめる姿が実に男らしく頼れる存在です。

ゆき

終始不穏な空気が漂う「セブン」を最後まで見続けられたのは、モーガン・フリーマンが漂わせている安心感の要素が大きいと感じました。

そして犯人ジョンを演じたのはケヴィン・スペイシーです。

よりミステリアスなキャラクターにするために本人の希望もあり、彼の名はオープニングや広告でクレジットされていません。

ゆき

彼が淡々と事情聴取を受けるシーンは、怖すぎて鳥肌が立ちました…。

映画セブンはグロいって本当?名作と高評価の魅力をネタバレ徹底解説!まとめ

セブンはグロい?結論

セブンはグロさでいうと、そこまでグロいシーンは多くありません。

ゆき

ホラー映画が観られるなら余裕です。

ただし、映像として直接表現していないだけで、ストーリーは極めて残酷。

つらすぎるラストが待ち構えています。

映画・セブンはU-NEXTで観ることができます。

衝撃的なバッドエンドを目に焼き付けたい方は、ぜひ鑑賞してみてください。

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※セブン作品ページへジャンプします

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本ページの情報は2022年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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